【ポケモンORAS】サーナイト軸追い風パ【ダブルレート】
ダブルレートシーズン8、9、10で使用した構築。最高1702
パーティ完成にいたるまで
メガジュカインの特性ひらいしんが自分がこれまで知っていた特性と違ったことを知ってひらいしんを持つポケモンを使いたいと思ったところからスタート。(ORASの前はルビサファを子どもとしてやっていたのでCアップ効果はなかった。たぶん。)中でもダブルで猛威を振るうガルーラよりも早くねこだましを打てて、セジュン氏が使用して注目を浴びたほっぺすりすりを使えるライチュウを採用することに決めた。ひらいしんとの相性を考えると電磁波を吸えて、飛行タイプを守りながら戦えるということから追い風をベースとしたパーティをつくるために追い風要因にファイアロー、エース枠としてメガサーナイトを投入。ここまでで威嚇対策をする必要はほぼないが、ダブル初心者の自分はそんなことを考えもせずひらいしんと相性の良い威嚇対策枠のかちきミロカロスを投入。サナエースだとどうしてもヒードランがつらいので裏エースにカメックスを起用。ハッサムは個別紹介で説明したいのでここでは語らないことにする。
個別紹介
おくびょう 136(4) - 99(0) - 75(0) - 142(252) - 100(0) - 178(252)
このパーティの要。S操作要員その1。ねこだましでS操作のサポートをしつつ、自らもほっすりで相手の足を奪いに行く。ひらいしんでうまくCをあげられたときの10まんの火力は馬鹿にできないのでアタッカーとしても動ける超有能ポケモン。Bは悲しいものがあるが、Dは意外にもそこそこあり、メガゲンガーのシャドボでもタスキ発動まではいかないというなかなかのしぶとさを見せてくれる。多くのトレーナーが対策に頭を抱えているであろうボルトロスにめっぽう強いがこいつに頼りきっているとライチュウが落ちた後のボルトロスにつまされる。基本的には先発で投げていき、相手のパーティにあわせてまもる、交代、ほっすりを選択していく。ライチュウの行動回数が勝敗に直結することも多いので相手がライチュウのことをどれほど重く見ているかの見極めが重要となる。ぶっちぎりの選出率トップでこのパーティのMVP。
いじっぱり 153(4) - 146(252) - 92(0) - * - 89(0) - 178(252)
おいかぜが入ってないのは間違えてるわけではない。パーティ組始めのときはおいかぜを搭載していたが、あまりの耐久のなさと攻撃性能の高さから追い風をまくより殴ったほうが強いと判断された。代わりに入ったのがちょうはつでこの技がなかなかよく刺さった。特に、トリパに対する解答の薄いパーティなのでトリパとわかっているときは先発で投げていき、展開を阻止した。また、対策のしづらいドーブルに対しても初手ライチュウファイアローでドーブルはほぼ100%キンシをしてくるのでちょうはつで止められる。スカーフはかんべんな!対戦終盤の抜き性能はさすがといったところ。
ミロカロス@オボンのみ かちき
ひかえめ 202(252) - * - 118(150) - 144(84) - 148(20) - 101(0)
霊獣ランドロス絶対殺すマン。S操作要員その2。先に調整について述べるとHはぶっぱ。C方面は+2こごかぜで一般的なスカーフランドが確1。D方面はメガネミトムの10まん耐え。残りをBに振った。技構成についてはコンセプトのこごえるかぜ。物理に強くなるねっとうは確定。じこさいせいはスイクンとの差別化を図るために優先度が高い。残るミラーコートはニンフィア、ミトム等のやることが見えてる特殊相手に刺さるので採用。ほかの候補としてはれいとうビーム、まもる、しんぴのまもりなど。特にしんぴのまもりはミラコにする前に使っていたがバレルに強くでれるのでおすすめ。後半では選出機会がめっきり減ってしまっていたが、こごかぜを打ってるだけで仕事ができるので腐りにくい。クチート、グロスにはこいつでやけどをひかなければ負けるので重要。
ハッサム@ラムのみ テクニシャン
いじっぱり 177(252) - 184(140) - 120(0) - * - 115(116) - 85(0)
バレットパンチ むしくい おいかぜ あまごい
沼。S操作要員その3。ファイアロー、ミロカロス、サーナイトとタイプが被らないおいかぜ要因を探していたらこいつにたどり着いた。ハッサムで追い風をするメリットは高い耐久によって蒔き直しが期待できる、高いAとテクニ先制技によって腐りにくい、ニンフィアに強い、何より意表がつける()。実際カメックスとの相性が割とよく、つらいニンフィアやミトム、クレセリアあたりに役割が持てるので強いと思う。技構成で追い風以上に度肝を抜くのがあまごいであるがこれにも採用理由はある。このパーティは天候パ特に砂パに非常に弱く2015Japan Cup前に増加した天候パに負けまくった。そこで天候対策に採用したのがあまごい。なぜあまごいなのかは、雨パには弱くない、うちのパーティに水タイプが多く相手のパーティには水タイプが少ない、砂と晴れは始動要因に水技が刺さるというところである。調整は蒔き直しを期待してHぶっぱ、AははたきおとすでHぶっぱシールドガルドを半分削る、DはC特化ギルガルドのシャドボ+かげうち耐え。はたきおとすはあまごいの犠牲になった。ちなみにオッカを持たせればサンダーのねっぷうを耐えるので、オッカ自然の恵みとかも面白いと思う。Japan Cupでハッサムにノータイムでちょうはつをしておいかぜを妨害してきたボルトのことは一生許さない。
サーナイト@メガ石 トレース→フェアリースキン
ひかえめ 175(252) - * - 85(0) - 194(252) - 135(0) - 101(4)
今回のエース。メス個体を粘るのに理想オスが5、6匹余ってる。ほしかったらあげます。おいかぜ下で運用するためSには振っていない。ちなみに20振りで準速キザンを抜ける。おいかぜ下でスキンハイパーボイスを打つだけでとても強い。技構成に関してエナジーボールは割と珍しいほうだと思う。めざパ厳選ができないというのが一番の理由だが、このパーティは水地タイプ、特にトドンに対する有効打が一切ないので採用した。ドサイドン、ミロカロスなんかにもうてるので悪い選択肢ではない。ほかの候補としては、めざパ地、トリックルーム、ふういんあたり。メガガルーラを一発で飛ばせないかつすてみを耐えないことが判明して解散の原因をつくることになったおちゃめさん。
カメックス@メガ石 げきりゅう→メガランチャー
ひかえめ 175(164) - * - 127(58) - 143(196) - 127(12) - 108(78)
裏エース。サーナイトがつらいヒードラン、ギルガルドに強い全体技持ちを探して行き着いた。おいかぜ下での制圧力はサーナイト以上。基本的にはライチュウ、ハッサム、ミロカロスで上をとれる状況を作ってあげてしおふきで全抜きを狙う。残HP依存の技を使う以上、上をとって全員1発で落とすのが理想なのでお膳立てに手間がかかる。手間のかかる分に見合うパワーは持っているので出せるパーティには積極的に出していきたい。調整はおいかぜ下で準速スカーフランドロス抜き。耐久調整先は忘れた。残りC。メガランチャーってどうなの?と思ってるかたがいるかもしれないが、必中きあいだまが打てると思うとすごく強そうに感じる。
選出
対ガルーラスタン
サンダーがいないときはこの選出。先発2体でガルーラをさくっと処理したい。
サンダーがいるときはこちら。個人的な調査ではサンダーといるガルーラは絶対せいしんりょくなので、ライチュウほっすり、サーナイトまもるから入り、おいかぜを無視したい。
対ゲンガー入りギミックパ
ゲンガー入りは大体動きが決まっているのでハッサムとライチュウでうまいことSを操作して処理ルートをつくってあげれば苦戦しない。正直ボーナス。
対トリパ
トリル要員をちょうはつで止めたい。トリル要員がフレフワンのときはファイアローと
ハッサムを逆にして選出。先制技2体の立ち回りが重要。
対雨
ルンパ相手はハッサム、ラグ相手はサナに任せる。普通はトノを先に処理するのがセオリーだがエースを先に処理しないとうちのパーティはつらい。
対晴れ
リザードンはファイアローライチュウで縛れているので、フシギバナの処理を急ぎましょう。サイクル戦になりやすい。こちらはファイアローで1匹ずつ処理していくイメージで動く。
対砂
土下座。
パーティ総評
レートは低いが勝率はそこまで悪くないので悪いパーティではないと思う。実際パーティを改善しようと思って違うポケモンを入れようとすると欠陥ができてしまい元に戻すみたいな状況になっていたのでこのパーティはこれはこれで完成系だと思う。収穫としてはライチュウとカメックスが強いとわかったこと。実は今使っているパーティとこのパーティの間にいろいろ試したが、ライチュウのいないパーティは恐ろしい勝率の悪さだった。カメックスはポテンシャルはあるのでまたちゃんとしたカメックス軸を作りたい。
おわり。