【ポケモンSM】シーズン3・第15回キツネの社mf使用構築~ビリファイヤー~【シングル】
どうも、TKです。シーズン3お疲れさまでした。
今回はタイトルにもあるようにシーズン3の後半と第15回キツネの社mfで使用した構築になります。並びはこちら。
~主な結果~
シーズン3:最高1950/最終-
キツネの社:予選3-6
~構築について~
7世代に入り、「もえつきる」の獲得という強化をされたファイヤーを使ってみたいというところから組み始めました。ファイヤーに飛んできやすい電気、水、岩のすべてを半減にでき相性のよいビリジオン、ビリジオンからの引き先になるメガクチートを採用しました。
残りはクチートをエースとして動かす場合に苦手なポケモンたちのストッパーになれるクレセリア、ガブリアス。ここまで霊の一貫が切れていないこととガブクレセとの並びがキレイになるという理由でガルーラを採用という順番で完成しました。
~個別紹介(選出率順)~
ファイヤー@ヒコウZ プレッシャー
おくびょう 165 - * - 110 - 177 - 112 - 149
ぼうふう だいもんじ もえつきる とんぼがえり
主な調整先
C…ぶっぱ(もえつきる+Zぼうふうで177-151レヒレが確定)
S…準速ミミッキュ+1
D…DL対策(200テテフのフィールドサイキネを確定耐え)
今回の主軸。有利対面を作ってからもえつきる・Zぼうふうの火力を押し付けていく動きがシンプルに強かったです。調整先にもあるようにもえつきる+Zぼうふうは炎タイプを消すことでレヒレの水技やカバの岩封を耐えながら処理することができ、重宝しました。一方でZが無いと倒せないポケモンが多いPTに対してはどのタイミングで使うかが難しかったです。特にマンダやリザXにはZぼうふうで致命傷を与えることができますが、Z使用後に対面すると起点なりかねないため注意して立ち回る必要があります。
技構成はコンセプトのもえつきる、高火力Zを出すためのぼうふうは確定。残りは炎を消したくないときや燃えたあとに打てる大文字、ミミッキュの皮をはがしながら展開できるとんぼがえりを採用しました。
選出率(社)…9/9
ガブリアス@スカーフ さめはだ
いじっぱり 183 - 200 - 116 - * 105 - 154
主な調整先
なし
普通のスカガブ。クチート選出の際に重くなるウルガモス・リザあたりのストッパーとして採用しました。また、電気の一貫切りの役目も重要。火力が足りないのが嫌だったので意地っ張りで使用していましたが、舞ったリザXとのS関係が分からなくて困った場面が多かったので陽気も一考の余地アリです。
技は一致打点のげきりん、じしん。ファイヤーが出せないときのナットの処理ルートとして炎牙。サイクルを有利に進められて、型の勘違いも期待できるステロ。有利対面ドヤステロしたら負けまくったので気を付けましょう。
選出率…9/9
クチート@メガ石 いかく→ちからもち
いじっぱり 157 - 150 - 106 - * - 75 - 70
じゃれつく はたきおとす ふいうち つるぎのまい
主な調整先
なし
取り巻きのどのポケモンとも相性がよいメガエース。どんどん高速になっていく環境でトリル耐性の低めなPTが多いかった気がします。ただ、対鋼が構成上厳しいため、テテフ対策の鋼にストップされがちでした。
技構成は6世代のスタンダードと思えるものを使いました。剣舞は受けループ崩しにほしかったので外せませんでした。
選出率…3/9
ずぶとい 227 - * - 189 - 95 - 151 - 105
サイコキネシス れいとうビーム トリックルーム みかづきのまい
主な調整先
なし
最初の3体を決めた時点でマンムーとバシャが重かったため、この2体に強くトリルからクチートのサポートをできる回復の薬を採用しました。また、PT単位で胞子の一貫が激しいのでゴーグルを採用することでごまかしています。トリルからクチートの展開も多かったですが、そこまで遅くないファイヤーをトリル下で動かしたり、S上昇の積み技に対してトリルで切り返してガブやビリジオンを動かすことも多く、おもしろかったです。
技構成はサポートのトリル、三日月。バシャ、マンムーに打てるサイキネ、氷4倍組も重たいのでれいとうビームで完結しています。
選出率…2/9
ガルーラ@メガ石 きもったま→おやこあい
いじっぱり 191 - 151 - 127 - * - 101 - 114
ひみつのちから からげんき じしん グロウパンチ
主な調整先
H-B…156ミミッキュのじゃれを確定3耐え
A…131-90ミミッキュに+1じしんが乱数1個切り1発
S…準速ガッサ+2
ゴーストの一貫を切るために採用。トリル下で動かすことを考えた結果、Sには振らずグロパンで火力を補助することを考えた結果HBに厚めに振る形になりました。グロパンを積む隙が思っていた以上になく、動きづらかったのでここの枠はまだ改善策があるかもしれません。
技構成は一致でズルできるひみちか、メガ前のゴーストとの対面で打てる空元気、メガ後に打つじしん、削れた相手や皮はがしににアドが取れるグロパンとしました。
選出率…3/9
ビリジオン@たつじんのおび せいぎのこころ
ようき 167 - 142 - 92 - * - 149 - 176
主な調整先
なし
ファイヤーからの引き先として採用。同じ耐性をもつガッサ・ブリガロンと比較して特殊耐久の数値が高いため、特殊型の多い水・電気に対してはより安定した受けができることを期待してビリジオンを選びました。サイクル参加を求めて採用したため耐久が落ちる珠ではなく帯を採用していますが、実際にサイクルをさせる場面はほとんどなかったため珠でもよいと思っています。主に剣舞で崩したい受けループ、闘・草・岩の範囲が通るリザ入りのPTに対し選出していました。
技構成は範囲の優秀な3ウエポンを採用しています。
選出率…1/9
~選出パターン~
基本選出…
or
多くのPTが炎+飛行の高火力を受けづらいためファイヤーを積極的に押し付けます。電気を止めるためにガブ、最後にガブでスイープするために荒らすメガ枠が基本選出です。ミミッキュがいるときはガルーラを出すことが多いです。ファイヤーを2回動かしたいときにはメガ枠ではなくクレセを出します。
ファイヤーが通らないとき(ヒードランとか)…
伝統ともいえる並び。ガブから入ってステロを先に撒くパターンもあります。コケコグロスランドに対しては基本選出だけでなくこちらの選出をすることもあります。
トリルクチートが通るとき…
or
こちらもクレクチのよくある形。ファイヤーを出すときは初手に置いてZから起動することで3対2にして戦いたいです。逆にガブを出すときはクチート→クレセ→クチートで場を荒らしてガブでスイープします。レートの上のほうではこの選出が多めでした。
受けループ…
ファイヤーのとんぼで有利対面を作りながら剣舞ビリジの一貫を作ります。ヤドランはやきつくす+Zぼうふうで処理可能。
~重たいポケモン~
・Zぼうふうで処理しきれない水
基本的に水はファイヤーで誘ってZで処理することが多かったため、アシレーヌや瞑想スイクンなどと対面してしまうと崩されやすいです。
・ステロ+スカテテフ
単純に高火力が受からないです。一応クチートであれば対面処理可能ですが、クチートに対する引き先を用意しない人はまずいないので難しいところ。ふいうちを通せないのも辛い。
Z消費後にカバを処理できるルートが凍らせる以外にありません。
~結び~
最初は遊び気分でファイヤーを使い始めましたが、思っていたより強く、ほぼすべての対戦で選出する程度には使いやすかったです。「主軸を活かす」という点でよく機能していました。このPTがうまくいった要因もいくつか思うところがあるので、非常に実り多いシーズンとなりました。レートにてマッチングした方々、対戦ありがとうございました。
今回はORASと通算して自己最高レートを更新することができ、ようやくまともな最高レートを得ることができたかなと思っています。同じPTで参加したキツネの社では思ったような成績を出せませんでしたが、そこで立ち回りについてよく考えるきっかけを得ることができました。対戦していただいた方々、アドバイスをくださった方々ありがとうございました。
おわり。
~次回~
雨ラグに興味があります。